
同十五日に合格発表があり、受験者一万二千五百三十二人のうち合格者千三百三十七人で、合格率10・7%の狭き門だった。二人は一学年違いで簿記部の歴代部長。ともに全国大会で優勝経験があり、高校在学中に公認会計士や税理士などの国家資格の登竜門とされる日本商工会議所主催の簿記検定一級に合格。推薦で中大に進学後、会計士を目指して試験勉強に励んだ。
公認会計士試験はマークシートの短答式と、記述の論文式の二種類に合格する必要がある。安井さんは天才肌と評判で、高校二年の六月に異例の早さで簿記検定一級に合格。会計士試験も大学一年の昨年十二月に短答式に合格すると、今年八月の論文式に進んでともに一発合格した。
後輩たちに勉強方法を聞かれ「最初に学ぶときに集中して一度で理解する。そうすれば、復習に割く労力を減らせる」と説明。一日八~十時間ほど勉強したといい「計算だけでなく、なぜこの数字が出るのか、といった理論の結びつけが求められた」と説明した。
一学年上の山崎さんは努力型で、短答式と論文式で一度ずつ不合格となった経験を糧に今回の合格をつかみ取った。「安井の存在に刺激を受けた。合格に何が求められるのかを考えて勉強した」と語った。
資格を得た二人は、在学中から監査法人などで非常勤で働く予定。安井さんは「高校時代に目標に決めた夢についにたどり着いた。顧客に親身に応えられる会計士になりたい」と意欲。山崎さんは「後輩には、自分が決めた目標に一生懸命取り組んでほしい」とエールを送った。柳浦茂行教頭は「会計士試験合格は、商業を学ぶことの頂点といえる。後輩たちの素晴らしいお手本になる」とたたえた。
2019年12月2日東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201912/CK2019120202000107.html
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