1: ツシマヤマネコ(東日本) 2012/10/04(木) 07:48:43.59 ID:lD/HAoKA0 BE:35846126-PLT(12001) ポイント特典
介護スタッフの人手不足が深刻になっている。現場からは「仕事がきつい割に賃金が低い」
「時間に追われるばかりで利用者と向き合えない」といった不満の声が上がる。担い手を増やし、
離職率を下げる秘策はあるのか。現場を訪れ、課題を探った。
「常に人手が足りず、負担も責任も重くなるばかり」。首都圏の特別養護老人ホームで派遣労働者として働く既婚男性(28)はこう漏らす。
「食べていくのがやっと」 自問自答の毎日
週5日勤務で、月に4日は夕方から翌朝9時までの夜勤をこなす。月給は手取りで20万円程度。
「30代の正規職員の月給も私と大差ない。パートで働く妻と2人で食べていくのがやっとで、
子どもなんて考えられない。働き続けるべきか、自問自答する毎日」という。
介護労働安定センター(東京・荒川)の「平成23年度介護労働実態調査」では、介護従事者全体の
平均勤続年数は4.4年。施設などで働く介護職員と訪問介護職員の年間離職率は16.1%で、
全産業の14.4%より高い。
高齢化を背景に介護サービスを提供する事業者や施設は増えている。だが「きつい仕事の割に低賃金」と
敬遠する人は多く、現場は慢性的に人手不足だ。
賃金を引き上げれば離職率が低下するかといえば、そう単純な問題でもない。
時間に追われ、「まるで流れ作業…」
「時間に追われ、流れ作業をこなしているようだった」。神奈川県鎌倉市の通所介護施設で働く
石川尚樹さん(23)は、大規模な特別養護老人ホームで派遣労働者として働いていたかつての日々を
こう振り返る。
最も大変だったのが、入浴介助。スタッフ4人が脱衣所と洗い場の二手に分かれ、1時間に8人、
1日計30人のお年寄りの入浴を助けねばならなかった。心身ともに疲れ果て、昨年12月に今の職場に
再就職した。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO46803400S2A001C1WZ8000/
「時間に追われるばかりで利用者と向き合えない」といった不満の声が上がる。担い手を増やし、
離職率を下げる秘策はあるのか。現場を訪れ、課題を探った。
「常に人手が足りず、負担も責任も重くなるばかり」。首都圏の特別養護老人ホームで派遣労働者として働く既婚男性(28)はこう漏らす。
「食べていくのがやっと」 自問自答の毎日
週5日勤務で、月に4日は夕方から翌朝9時までの夜勤をこなす。月給は手取りで20万円程度。
「30代の正規職員の月給も私と大差ない。パートで働く妻と2人で食べていくのがやっとで、
子どもなんて考えられない。働き続けるべきか、自問自答する毎日」という。
介護労働安定センター(東京・荒川)の「平成23年度介護労働実態調査」では、介護従事者全体の
平均勤続年数は4.4年。施設などで働く介護職員と訪問介護職員の年間離職率は16.1%で、
全産業の14.4%より高い。
高齢化を背景に介護サービスを提供する事業者や施設は増えている。だが「きつい仕事の割に低賃金」と
敬遠する人は多く、現場は慢性的に人手不足だ。
賃金を引き上げれば離職率が低下するかといえば、そう単純な問題でもない。
時間に追われ、「まるで流れ作業…」
「時間に追われ、流れ作業をこなしているようだった」。神奈川県鎌倉市の通所介護施設で働く
石川尚樹さん(23)は、大規模な特別養護老人ホームで派遣労働者として働いていたかつての日々を
こう振り返る。
最も大変だったのが、入浴介助。スタッフ4人が脱衣所と洗い場の二手に分かれ、1時間に8人、
1日計30人のお年寄りの入浴を助けねばならなかった。心身ともに疲れ果て、昨年12月に今の職場に
再就職した。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO46803400S2A001C1WZ8000/